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Special Talk !
晴れた師走の午後、宮島永太良が銀座で2017年を振り返った…

 
梅
 

◎宮島永太良(みやじまえいたろう) プロフィール

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宮島永太良さんspace
美術家。
1965年、神奈川県小田原市生まれ。
和光大学人文学部、早稲田第二文学部卒業。
美学校細密教場終了。
横浜美術館協力会評議員。
ミーツアートクラブ主宰。
ArtQメンバー。



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2017年の主なイベントをほぼ時系列で振り返り、その時の気持ちを述べます。

 
宮島永太良
 

 まず1月は、「小児がん征圧キャンペーン」の一環として2017年で10周年を迎えた「生きる〜若い命を支えるコンサート」がありました。  ポスター、パンフレット制作で今年も私の作品でお力になれたのは嬉しかったです。  そのうえ、マルタがコンサートの司会の大役を担い、ステージ上で活躍できたのは記念すべきことでした。  さらに2018年もマルタが司会をするようなので、衣装に工夫をするつもりです。  皆様、新春を楽しみにしていてください。

生きる〜若い命を支えるコンサートで
 

 1月末から2月にかけて2017年の初個展「東京に来た兎」を、東京都新宿区大京町のアートコンプレックスセンターで開催しました。  展示内容は、2010年の上海美術館での展覧会以前、自分が昔から描いていた作品にマルタが入り込んで来るイメージでしたが、単に昔のことを懐かしがるだけではなく、家族も含め、自らの現状を描きこむことができ、手応えを感じました。  それは会場のアートコンプレックスセンターが、21世紀になったぐらいの自作品を思い出させてくれる場所だったからかもしれませんね。  また、同所には展示会場が何ヶ所かあり、同時期に展覧会をしていた作家さんたちと知り合うこともできラッキーでした。  美学校の卒業生有志のグループ展以来、個展は初めてだったのですが、アートコンプレックスセンターが注目されているのを実感。  2018年の初個展開催も同所です。

アートコンプレックスセンター
 

 3月いっぱい新宿のジャズライブの老舗Jで「FACE × FACE」の個展開催は、これで4年連続、5回目になりました。  Jはタモリさんをはじめ、お亡くなりになった漫画家の赤塚不二夫さんもバックアップしたお店。  また、私にとってのテレビ界の二人の巨人である大橋巨泉さん、前田武彦さんに加えて俳優の小沢昭一さんがスタージで語り合い、昭和のDNAを色濃く残っているお店でもあります。  そうした場所で何年にも渡り個展ができたのは幸せなこと。  2018年も3月に個展をJでやります♪

「FACE × FACE」の個展
 

 3月には、銀座のミーツギャラリーで万城目純さんを迎え2回目、8月には横浜のゲーテ座でAQRAさん、ロコ・サトシさんを迎え3回目の「未来への医療とアート」の勉強会を行いました。  2016年から始め、病院の話題を主に手探り状態の勉強会でしたが、その後、自ら学ぶのと同時に「医療とアート」の研究機関の方から有意義なお話を聴けたので、2018年からは、これまで教えていただいた方々との協力を継続しながら、新たな展開を考えています。

「未来への医療とアート」の勉強会
 

 4月には、グループ展第14回「花まつり」を開催。実は3回までは私の個展でした。  それで4回以降にアートイベントにしたいと考え、グループ展にしたのです。  最初の頃は不可解な決め事や、見えない予定を組み、紆余曲折がありましたが、10回目を過ぎた頃から周囲に認知され、ありがたいことに参加希望者も増え、その状態が定着。  そして、2018年の参加予定アーティストは、ほぼ20名。  この調子で行けば、当初の夢だった、多人数、大きな会場での「花まつり」開催も夢ではないと思っています。

グループ展第14回「花まつり」花御堂
 

 そして、4月のもうひとつのイベントは第8回目を迎え、厚木のギャラリー喫茶なよたけで行った〜花まつり「エコーイング二人展」〜です。  小高嘉照さんの作品は良かったのですが、私の作品はあまり良くなかったので反省しています。  2016年と違うことをしようと思ったけれど、ほぼ同じになってしまったのがいけなかった。  来年は、新手法を考えます。  そして、全くの余談ですが、元々、小高さんと私は仕事関係でお付き合いが始まったのですが、いつの間にかプライベートでのお付き合いになり、その時間の方が長くなってしまいました。  これが人の縁かもしれません(笑)。

花まつり「エコーイング二人展」展示作品
 

 5月の「あらたま展」は、記念すべき第40回を迎えました。  私は2001年からの参加ですが、振り返ってみれば、小学校6年生から始まったことになります。  実は、「あらたま展」メンバーの一人、彫刻家の高井正二さんは、私の小6の担任の先生の友人であり、なんと中学校では同じ美術教師から教わった仲なのです。  そして、その美術教師は、私が中学時代に一番好きな先生で、以前「あらたま展」を、その先生が見に来てくれた時は嬉しかった。  ただ、今年は40回を目前にして、里見敏郎さんがお亡くなりなったのは悲しかったですが、今でもスッと入って飛鳥画廊に来そうな気がします。  あと、2018年1月末から記念の「あらたま展」を開催します。  よろしくお願いいたします。

「あらたま展」 会場
 

 10月末に大阪で、作家/藤本義一さんを偲ぶ「蟻君忌」に初参加しました。  お亡くなりになっても、命日にたくさんの方々が集まるのを目にすると、なんだか藤本先生が、まだ生きているような気がして、Jの個展時と同じ昭和のDNAを感じました。

藤本義一さん好物のウヰスキーとタバコ
 

 11月には、第4回「湯河原・真鶴アート散歩」に初参加。  しかし、同時期に南米ペルーに行っていたので、なかなか会場に行けなかったのが残念でした。  ただ、出身地小田原に近く、湯河原は行き慣れた所なので懐かしかったです。  また、かつて見た光景の場所に自作品を出せたこと。  展示会場の「蕗」で、小田原に縁のある作家の方たちと、ご一緒にできたのは記念すべきことでした。  急な山道を行くのが大変ですが、良い空間なので、来年も参加したいと思います。  なんにつけても、今まで知っていた湯河原に新しい場所が加わったのが、嬉しかった。

第4回「湯河原・真鶴アート散歩」展示作品
 

 11月末から12月にかけては、第3回「サンクスギビング展」を主催。  今年のテーマは「癒し」。  「医療とアート」に関係し「人間の体のためになるアート」とは、「癒し」とは、それを参加者にも考えてもらいたくてこのテーマにしました。  バランスのとれた作品展示もでき、和気藹々としたグループ展になり良かったです。  来年も同じテーマで開催するつもりです。  どうぞよろしくお願いいたします。

第3回「サンクスギビング展」
 

参考  Biography

 
(構成・写真 関 幸貴)
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