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Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。
 

不定期連載「シモン ミラニモポの美的考察」第16回

◇シモン ミラニモポ さん プロフィール
アーティスト
1960年:熊本県熊本市生まれ 横浜在住 
1983年:和光大学人文学部芸術学科卒業
Meets Art Clubメンバー 、アートと健康を結ぶ会 協力作家
☆主な活動歴
1988年:銀座ギャラリー・オカベで初個展 
*以後、個展、グループ展多数参加 
1998年:新潟県(株)福田組「感動創造美術展」で優秀賞を受賞
2022年:「健康をめざすアート展T」「健康をめざすアート展U」に出展
2022年:第29回「ラポール美術展」に出展
2023年:#芸術交差点Crossing Art Yokohama 2023に出展
2023年:第30回「ラポール美術展」に出展
2023年:「健康をめざすアート展」宮島永太良との二人展
2023〜2024年:個展「不条理と明晰性の間で…」cafeツムギ station
2024年:第21回「花まつり」に出展

 

シモンの現代アート考察@

今回からシモンさんが、現代アートについて考えたことを数回にわたって語っていただきます。その第1回は「現代アートの源泉」です。

 

今から20年前の2004年12月、世界の芸術をリードする500人に最もインパクトのある現代芸術の作品を5点選んでもらうという調査が行われました。その結果、1位はマルセル・デュシャンの「泉」(1917年制作)、2位はパブロ・ピカソのピカソ「アヴィニョンの娘たち」(1907年制作)でした。ご存知のように「泉」は1917年のニューヨークアンデパンダン展された男性用便器に「R.MUTT」と署名しただけのモノで、それまでとは全く違う作品に人々は驚きを持って受け止めましたが、最終的に「泉」は展覧会から排除されてしまいました。ここで触れなければならないのが、作者のデュシャンです。彼は1887年、フランスのノルマンディーの裕福な家に生まれ、兄の影響で少年時代から絵を描き始め、1904年からパリで本格的に絵を学び始めました。その頃のパリは新しい芸術が一気に花開いた時代、その影響を受けデュシャンも制作に勤しみましたが、1912年に複数制作して以降、油絵はほとんど描かなくなってしまいました。そのかわりに「『美』を感じさせない、関心すら湧かないようなもの」を基準に選んだ自転車の車輪、ビン掛け、シャベルといった「既製品」を「レディ=メイド」という概念で作品にするようになったのです。この制作に対する彼の姿勢が、大きな現代アートの源泉だと私は捉えています。

 

デュシャンがこうした制作に行き着いたのは、万能の天才ピカソには勝てないからだという話もありますが、彼が世界美術史に名を残し、現代アートの大きな潮流の源になったのは間違いありません。ただ、「泉」を発表して以降、デュシャンは作品制作をほぼ行わず、アートとは無縁のチェスプレイヤーとして生き、再評価されたのは1950年代のネオダダの人たちによってでした。それ以降、彼は有名アーティストとして世間に知られるようになりましたが、その後もアートに身を投じるわけではなく、一定の距離を保ったまま1968年に亡くなりました。

 

元々アートは人間の精神に密着したものでした。ところが、デュシャンの「泉」が生んだ現代アートの大きな潮流は、「美醜」や「好き嫌い」を感じる「人の感性」との「別れ」と言えるかもしれません。1万年以上の旧石器時代、アルタミラ洞窟に描かれた牛等の動物の絵から始まった感性の産物は、1917年「泉」出現によって違う道筋が生まれ、それが現在にも繋がっていると私は考えています。つまり精神に訴えかけるはずのアートの本質が既製品の出現で「感情や感動」でなく、計算された「論理」に移行してしまい、全てとは言いませんが、現代のアート作品は頭で創り出したものになった様な気がします。しかしロジックから生まれた美しい色や構図で着飾っても作品に「心」がないと、観ている側には何も伝わらないと私は思います。

 

(取材・撮影 関幸貴)

*取材日:2024年5月30日

 

「政岡玄ちゃん音楽便り」第107回

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(文&写真提供・政岡玄)

 

 

 

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