TOPReportage : イベント報告

第1回「健康をめざすアート公募展」優秀賞受賞記念
落直子/カモタオユコ 展

 
  

2023年、第1回「健康をめざすアート公募展」で優秀賞を受賞した落直子さんとカモタオユコさんの展覧会が、2024年1月22日(月)から27日(土)までミーツギャラリーで開催された。

  

落直子さんは受賞作「心地よい場所への散歩」に加え「シャングリラを探して」や「お散歩は龍と一緒に」など蛍光顔料を使い具象と抽象を織り交ぜ独自の世界観を表現した10数点を展示した。

  

一方「二人で描く線と色の抽象画」で受賞したのは、介護老人福祉・保健施設「春陽苑」の介護福祉士で臨床美術士でもある田中裕一さんが複数名で一つの作品をプログラムを実施し、その参加者6名の頭文字をとって名付けられたカモタオユコさん。一味違う存在だが、受賞作の他に「まる・さんかく・しかく」「さつもいもの量感画」と立体かぼちゃを
展示。加えて会期中には3度臨床美術体験のワークショップが開催され、好評を博した。

  

そして、落直子さんとカモタオユコさんの作品に共通していたのは、ギャラリーに足を踏み入れるだけで心地良くなる明るい雰囲気を醸し出していたこと。それらを眺めることで心は癒され、健康に一歩近づいた気がした。

  
 
 
 
 

「健康をめざすアート公募展」 2023年度最優秀賞受賞記念
吉澤幸子 個展 〜時の流れ〜 終わる

 
  

2023年度第1回「健康をめざすアート公募展」で最優秀賞を受賞した吉澤幸子さんの個展〜時の流れ〜が、1月23日(火)から28日(日)までの6日間、東京都新宿区大京町のThe Artcomplex Center of TokyoのACT4で開催された。

  

展示されたのは受賞作「火傷」、「チェルノブイリ」「フクシマ」「青い海のそこで」と新作「トルンに思いを寄せて」「アウシュビッツ」「辺野古」までの計7作品、全てが吉澤さん独自の世界観を表現していた。

  

会場にいた吉澤さんは、
「公募展に応募したのは京橋のギャラリーKでチラシを見たのがきっかけでした。そして、最初の応募作品が規定の大きさに合わず、最終日に作品を入れ替えたら、それが最優秀賞に選ばれて自分でも驚いています(笑)。今回の展示に関しても、以前、六本木の森美術館で『高齢女性の展覧会』を観た時に額のないスッキリした展示が心に残っていたので、私もそれに倣いました。制作に関しては体感しながら墨汁を使いオリジナル技法の全身で描いています」と言って微笑んだ。

  

終わったばかりなのに衰えることのないパワーを放つ吉澤幸子さんの次回作が待たれる。

 
 
 
 
by Sekikobo
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